「MUSIC FOR ALL, ALL FOR ONE supported by スカパー!」参戦

23日、「MUSIC FOR ALL, ALL FOR ONE supported by スカパー!」参戦のため、18日に続いてまたまた代々木体育館に行ってきた。まさかの1週間内に2回、代々木体育館に行くことになってしまった。

今回は亮太くんがソロで出演することが決まり、サイト先行でチケットを取ったもの。行ってみると、アリーナB5ブロックだったけど、真ん中ちょっと右寄りの2列目(全体からは22列目)、しかも前の列の人が途中で帰ってしまったので割と観やすい席だった。おそらくAブロックの端よりはよかったかも。
いやあ、それにしても亮太くん登場までが長くて、正直、待ち疲れてしまった。しかもほかのアーティストさんたちには申し訳ないけど、同じような曲を歌う人が多くて、若干、食傷気味(苦笑)。ま、ミゲルはかわいかったけどw


ところが、ちょっと楽器のセッティングに時間がかかって間が空いたのだけど(どうもちょっとトラブルがあったっぽい)、スクリーンに亮太くんの写真が映し出されたあと、暗闇のステージから、「どうも藤巻亮太です。今日はみなさん盛り上がって楽しんで行ってくださいー」と亮太くんが登場した途端、周りの空気がぱっと変わったことを感じた。それは亮太くんファンが一番多かったということもあったとは思うけど、それだけではない。一気にあの広い代々木体育館の空気を亮太くんの声が包み込み、まるでそこはワンマンのステージのような色合いになったのだ。これはちょっとびっくりだった。
正直、ソロステージはこれが初めてだし、ひとりでどこまでできるのかな?というのは未知数だったから。それに元々超緊張しいの亮太くんが(苦笑)心配でもあったし。ところがそんな心配など、あっという間に吹き飛ばすように元気に、そして明るい声が響いた。


最初の曲はちょっと爽やか系の曲「キャッチ&ボール」。TDWで語られた「夏ごろまでダメダメだった」という話しをちょっと思い出すような歌詞だった。「変わらなくちゃ変だし、変わるのも…ねえ」という歌詞が亮太くんの苦悩を現してるのかも。
2曲目は「ハロー流星群」。熱めのロック曲。ノリがいいけど、お得意のマイナー音で終わる亮太くんらしい曲だった。
(MC)
こんばんは、あらためまして、藤巻亮太です。もう年末ですが、心機一転、ソロに挑戦しようと思いました。全曲新曲なので、もちろん、みなさん知らない曲ばかりなんですが、まっさらなところで曲を届けられたらと思っていますので、最後まで楽しんで行ってください。
(オーディエンス) 
「全曲新曲」という言葉に大いに沸く!そして拍手!
(MC)
ではそんな中、クリスマスも近いので明るい曲を演奏したいんですけど、タイトルが「ひとりぼっち」っていう曲なんですけど(爆)。ほんとに明日、あさって予定がない方すいません(笑)。でもね、明るい曲なんで…(笑)

でた。いつものドS発言(笑)。亮太くんったら!全然フォローになってないし(爆)。でも超にっこにこの亮太くん、とってもかわいかったw

3曲目「ひとりぼっち」。ちょっと「ビールとプリン」を彷彿するかわいい歌詞のラブソングだった。最後の「君のこと 好きだよ」のところの笑顔がたまらなかったなw
4曲目「月食」。これがなかなかの難曲だった。そしてより亮太くんらしい曲と言えるかも。あんな歌詞をシャウトする人はなかなかいないよなあ(苦笑)。でもそれだけに切なくて、苦しい。これは想像でしかないけど、苦しかった亮太くんの思いが一番出てる曲なのかなって思った。正直、涙なしでは聞けない。

(MC)
ありがとうございます。ほんとに大変な1年でしたけど、みんな目の前のいろんなことに悩んだり、答えを探しながら生きているんじゃないかと思います。ぼくも、ソロのこととかたくさん悩んだし、それでも一歩一歩前に進んで行くことが大事だなって、答えが出なくても前に進んで行こうってそんな思いで作った曲を最後にお届けしたいと思います。この曲でソロになろうって思いました。「光をあつめて」聞いてください。

TDWのときと比べて、バンドアレンジになった分、ちょっと豪華な感じにはなってたけど、それに負けないくらい深くて、そして高めのところでちょっとハスキーになる亮太くんの声が本当に心の奥底まで歌詞を届けてくれた気がする。

この曲を歌い終わると、いつもの笑顔で何度も「ありがとう」と言いながら、手を振ってステージを降りた亮太くん。亮太くんの思いは深くて重たくて、なかなかいっぺんには持ちきれないんだけど、決意だけは受け取れた気がした。


今回、バンド編成でライブをやることは、ツイッターでサポートメンバーのみなさんがつぶやいていたので、ライブ参戦前から知っていた。なので、「もしかしたら全曲新曲なのかも…」とは思っていた(ちなみにサポメンはギターが久次米真吾さん、ベースが内垣洋祐さん、ドラムが城戸紘志さん、キーボード皆ちん)。そして、実際に新曲ばかり5曲を生で聞いて思ったことは、「どうしてソロでやっていこうと思ったのか」ということの答えだった。本当のところは分からない。あくまでも私が感じたことだけど。亮太くんは「心機一転」と言った。そっか…って。きっとバンドでいることの「縛り」から解放されたかったのかなあ、と。それが亮太くんの言うところの「バンドでしか描けない世界観があります、そしてソロでこそ描ける世界観もあります。」なんだろう、って。もちろん、寂しいと思う気持ちもある。でも、そこから解放されなければ、亮太くんが進んで行かれないなら、いや、そうすることで亮太くんが前に進み、こうして新しい曲を生み出すことができるというのなら、私は心からそれを応援したいと、そう思った。
こうしてソロとして歩き出そうとしている亮太くんの最初の一歩に立ち会えたこと、本当に幸せに思っている。ありがとう、亮太くん。


会場でもらった亮太くんのフライヤー